女性のための薄毛対策法

2020年6月
  • AGAのセルフチェックポイント

    AGA

    「もしかしてAGAかもしれない」と感じたとき、専門医の診断を受ける前に、自分で確認できるいくつかのチェックポイントがあります。これらはあくまで目安であり、確定診断にはなりませんが、AGAの可能性を考える上での参考になります。まず、「生え際の後退」です。特に、こめかみ部分(M字部分)が以前と比べて後退していないか確認しましょう。鏡を見て、指で生え際の位置を確認したり、昔の写真と比較したりするのが有効です。眉毛の上に指を4本程度重ねた位置よりも生え際が上にある場合、おでこが広めであると言えますが、これが進行しているかどうかが重要です。次に、「頭頂部の薄毛」です。つむじ周りの髪の毛が薄くなり、地肌が透けて見えていないか確認しましょう。合わせ鏡を使ったり、家族に見てもらったりすると分かりやすいです。AGAは前頭部と頭頂部から進行することが多いため、両方の状態を確認することが大切です。「抜け毛の質の変化」も重要なサインです。シャンプー時やブラッシング時、枕などに付着した抜け毛をよく観察してみてください。太くしっかりとした髪の毛ではなく、細くて短い、まるでうぶ毛のような抜け毛(軟毛)が増えている場合、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまっている可能性があり、AGAの進行が疑われます。「髪全体のボリュームダウン」も注意すべき変化です。以前よりも髪の毛にハリやコシがなくなり、セットがしにくくなったり、全体的にペタッとした印象になったりしたら、薄毛が進行しているサインかもしれません。「家族歴(遺伝)」も考慮に入れるべき点です。父方、母方どちらかの家系に薄毛の方がいる場合、AGAを発症するリスクが高まります。これらのセルフチェックポイントに複数当てはまる場合は、AGAの可能性が高いと考えられます。しかし、自己判断は禁物です。気になる症状があれば、早めに皮膚科やAGA専門クリニックを受診し、専門医による正確な診断を受けるようにしましょう。

  • 髪型と服装で変わるてっぺん対策術

    円形脱毛症

    てっぺんの髪の状態が気になる場合、髪型そのものの工夫に加えて、服装や小物使いといったトータルコーディネートで印象を大きく変えることができます。髪型とファッションは密接に関連しており、互いの魅力を高め合うことも、逆に欠点を補い合うことも可能です。例えば、視線を上に集めやすい帽子は、直接的に頭頂部をカバーするだけでなく、おしゃれなアクセントとしても機能します。キャップ、ハット、ニット帽など、季節やスタイルに合わせて様々な種類を選ぶ楽しみもあります。ただし、室内では帽子を脱ぐ場面も考慮し、帽子を取った時の髪型も整えておくことが大切です。また、メガネやサングラスも顔周りにアクセントを加え、視線を髪から逸らす効果が期待できます。フレームのデザインや色によって、知的な印象や個性的な雰囲気を演出することも可能です。服装においては、トップスの選び方もポイントです。襟元にデザインのあるシャツや、明るい色のトップスを選ぶと、顔周りが華やかになり、自然と視線が上に誘導されやすくなります。逆に、暗い色の無地のトップスばかりだと、顔色が悪く見えたり、髪の薄さが目立ってしまったりすることもあるかもしれません。全体のシルエットも重要で、例えば上半身にボリュームのある服装を選ぶことで、相対的に頭部が小さく見え、バランスが取りやすくなることもあります。大切なのは、髪型だけで悩みを解決しようとするのではなく、ファッションを含めた全体のスタイリングで、自分らしさを表現し、自信を持つことです。美容師さんに髪型を相談する際に、普段の服装のテイストを伝えることで、よりトータルバランスの取れた提案を受けられるでしょう。髪型とファッションの相乗効果で、てっぺんの悩みを気にせず、おしゃれを存分に楽しんでください。